大群で押し寄せるアブ。

前回の釣行で完全にビビって今年はもう終わりかと思っていた渓流の釣り。

しかし、9月になると徐々に少なくなると言う話を聞いた。

この釣り自体は相当面白いと感じているし、秋の色に染まった魚にも会いたいので期待と不安が混じりつつも山奥のポイントまで車を走らせた。

お初の源流域。

駐車スペースに到着すると凄まじい車の数。

ウェーダー等が干してあるので前日から釣りを楽しんだアングラーっぽい。

移動も考えたが今回購入した遊漁券の管轄と俺のやりたいエリアだとここに停めるしか無さそうなので、出遅れないように早めに準備して漆黒の林道を歩いていく。

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空が白んでくると雨降りで深い森に霧がかかり幻想的な雰囲気。

連日の真夏日とは無縁で逆に寒いくらいだ。

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湯気が出ている。

これはもしや?

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キツイ硫黄の匂い。

なんと温泉が湧いていた。

とりあえず片足突っ込んでみたけど丁度良い湯加減は余裕で越えてた(笑)

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そしてあれだけ不安だったアブとのエンカウントはまさかのゼロ。

こんなにすぐ居なくなるもんなんだね。

お陰で快適に釣りは出来たが肝心の釣果は10時間遡行して4ヒット2キャッチ(泣)

魚は沢山居たし、これまで行った沢の中では一番アベレージも大きいように感じたがとにかく魚にヤル気が無い。

前日に相当叩かれたのか?

ゆっくりチェイスして反転を何回も繰り返す。

やっと掛かったと思えば一瞬でバレたり。

遡行開始から3時間。

ようやく本日の1本目キャッチ。

やっぱ皮一枚。

ファイトしたらバレるので食った瞬間にカツオの一本釣りみたいに引っこ抜いた(笑)

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とりあえず1本とれてホッとした。

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お腹はパンパン。

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美しい模様。

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熊の糞?

アブには会いたくないが熊には怖いもの見たさで会ってみたい(笑)

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遡行開始から10時間。

相変わらずヤル気のないチェイスのみで疲労も溜まり帰りたくなってくる。

グーグルマップで見つけた支流の滝壺。

ここだけ撃ったら帰ろうと決めていたポイントに辿り着く。

1投目。

尺クラスのチェイス。

はいはい。

今日はそれ見飽きてる(笑)

半ば諦め気味で乱れ打つ。

9投目。

岩の影に放り込み、沈めてからチョンチョンとリアクションで誘い出すとまさかのヒット。

ファイト時間0.5秒で抜き上げた魚は嬉しい良型。

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厳つい顔してる雄。

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丁度尺ピッタリ。

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最後に良い魚をキャッチ出来たので即撤退(笑)

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途中の橋で休憩したり。

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いろは坂チックな林道をショートカットして真っ直ぐ降りようとしたら最後の最後で飛び降りるには高過ぎるこの擁壁で林道に降りることが出来なくて急勾配の斜面をまた戻る羽目に(笑)

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余計に疲れただけでなく、林道に出る最後の段差でロッドを落としそうになって慌ててロッドを掴んだらティップを握ってしまいあっさり折れてまった。

パックロッドなんだから畳んでおけば良かったと激しく後悔。

3時間ちょいの林道歩きは身も心もボロボロ(笑)

シーズンオフまで残り僅か。

それまでにロッド直るのか?

間に合えば赤鬼釣りに行きたいなぁ。


Tackle Data
Rod : TULALA : JETSETTER46C
Reel : DAIWA : ALPHAS AIR TW
Line : YGK : Upgrade x8 0.6号
Leader : YGK : GP-Z 1.2号
Lure : D-COAX51・D-CONTACT50 • D-INCITET44・蝦夷-50S2